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昨年の話なんですが、8月、仕事の関係で広島に行きました。 そのついでに、といっちゃなんですが、恥ずかしながら人生で初めて平和記念公園、原爆ドーム、原爆資料館に足を運びました。 修学旅行とかで行くレベルのメジャーな場所だと思うんですけど、、なぜか今まで行く機会がなかったのです。 真夏の広島のお昼時。炎天下。 原爆ドームを一目見た瞬間、ビリビリと鳥肌がたって、涙がぼろっと落ちました。 だだっ広い平和公園で足がすくみました。 そこで何が起こったかは知識としては知っていて、写真や映像では何度も原爆ドームを見ているのに。 30も半ばでこんな経験するなんて自分でもびっくりしました。 で、何が言いたいかっていうと、これからはおっさんの小言みたいになっちゃうんですけどね・・・。おばあちゃんの知恵袋ならぬ・・・、おっさんの小言袋みたいになっちゃうんですけどね(嫌な袋)。 インターネットが便利な世の中で(キタ~)、なんか検索すればなんでも分かっちゃうような気がするんですが、そして私自身もそういったフシがあるので、ことさら注意しなくては、と思うんですが、「実際に行ってみる」とか「実際に会ってみる」などという「身体性」を伴った経験をして初めて分かる(もしくは、分かろうとするきっかけができる)ことっていっぱいあるんですよ。たぶん。 私も前述の経験があってから、広島のことをとても身近に感じて、もっといえば広島が好きになりました。 その結果、自分が実は広島や戦争のことをまだまだ詳しくは知らないということに気づいて呆然としたりして。 それからどうしてこんな悲惨なことが起きたのか、勉強したいと思うようになりました。 広島に関する知識の空白を埋めたいと思って。まだ全然勉強始められてないんですけど。(←駄目) で、ちょっと話ずれますけど、昨年三陸の宮古に行った時も、おみやげに干物とかわかめを買って帰った魚屋さんをこれからも贔屓にしようとか思って。そのレベルの「身体性」とか繋がりでも「東北は大変だねー」で終わってしまうよりはちょっとはましかな、などと思ってます。 先の震災で「自分にできることは何か」みたいに自分の実存を改めて問い直さざるを得なくなった人は多いと思います。で、それでまだ悩んでいる人も多いと思ってて。そいうときはただ一つ、「身体性」だ、と個人的にはわりと解答めいたことを見出したつもりでいます。行ってみれば、会ってみれば、うっすい繋がりですが、何かきっかけは生まれますので。まあ時間がないとか勇気がないとかで、そう簡単には行かないのが実情なんですけど。 「来た見た勝った」ってシーザーの言葉?みたいなのあるじゃないですか~(突如フランク)。あれから戦いの文脈を取り除いてですね、「来た見た学んだ」みたいなことをね、していきたいですよね。ていう。 僕たちは仕事をはじめ「日常」で忙しいですけど、そんな中でも常に身体性を伴った勉強をしていたいものです。 ほな。 SSHT(戦争反対)。
by stewart_miz
| 2013-08-06 11:18
| 日常
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